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本の話

このまえ一日に二冊も哲学書を読んだ反動か、今日はあまり読まず。植物園を散歩したりした。しかし、最近猛然と本を買っている。本のコレクターと化したかのごとくである(ただし研究費である)。といっても私も場合は普通の人が本を買うのとちょっと違う。ふつうは、その本がよっぽど気に入り、手元に置いて愛読したいという場合に買うのであろうが、私の場合は、ともかくそのテーマについて名が知られている本とか、少しでもほかの本にはないことが書いてありそうなものはすべて目を通さねばならないのだ。たいして面白くないと思いつつもいちおう目を通すというのも仕事のうちである。だから、本棚に並んでいる本のすべてを愛読しているわけではもちろんないし、気に入っている本ばかりというわけでもない。特に気に入らないのは目につかない場所に移動したりするが(研究費で買っているので売り飛ばすというわけにはいかないのだ)。私たちは、人の本棚を見るとつい、その人がそういう本を好んで読んでいるものと思いがちだが、そういう誤解は困るのである。「・・・を読んでいる」と言うと普通は「愛読している」という意味になったりするわけだ。それと前にもどこかで書いたと思うが、私は「本」が好きなわけではなく、あくまで欲しているのは「イデー」に接することである。本当は、こんな物質的な媒体を使わねばならないというのは不自由でしかたがない。

最近は、西洋哲学のことを一度しっかり押さえておかねばならない、というのと、後期の講義にそなえることもあって、西洋哲学を読むことも多い。しかしそれに限界があることは最初からわかっているわけで、私自身は主流派の哲学という枠でやっていくつもりはもともとない。しかし現代のいろいろな思想との関連をおさえておくことは、対話可能性という点からも重要なことではある。

部屋のアロマにいまフランキンセンスを流しているので、少し酩酊してきた。ではこのあたりで。

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