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お仕事に関連して

今日も半分休息、半分研究。文献の情報をいろいろ調べ、唯識と現象学との比較を専門に扱っている本があるのも発見した。これは楽しみ。それと、竹田グループによる『はじめての哲学史』が届いた。もう竹田はいいよ・・という感じだが、これは、何か学生向きにやさしい哲学史の本を一冊副読本にしようかと思っていて、それらしき本をいろいろ集めているということ。しかしこれはちょっと竹田色が強すぎるので却下か。またレヴィナスとか、筆者の苦手らしき思想家は「・・・も注目されている」なんて数行で片づけられているぞ。この手の入門書はけっこうたくさんあって、これも私のように一年生むけ教養科目の哲学テキスト、といったターゲットも一部にはあるのかもしれない。しかし哲学史というのはもろに自分の思想観が出るので、客観的な哲学史なんか実際ありっこない。そもそも、ギリシア―中世―近世という構成のしかただって近代ヨーロッパの視角そのもの。こういうパースペクティブそのものを疑わなきゃしようがないでしょう、と思うのだが、そういう本はない。誰も書けない、のかもしれないが。東洋思想やネイティブ文化(たとえばカスタネダのようなもの)まで視野に収め、宗教と思想とを通観させた真の「人類思想史」が書かれねばならないはずだが。たぶんそれがあたりまえになったとき、文明は新たな段階を迎えているであろう。

ま、それはともかく、一年生ではまだ、本を批判的に読むということができず、与えられた教科書をしっかり覚えることが勉強だという考えが抜けないので、少しでも私の考えと違うことが書いてある本は採用しにくい。そこがむずかしいところで、結局自分で書くしかないのだが、それは大変だ。(もっとも四年生になってもそういう勉強観から抜けない人もかなりいるが)

私が今度の執筆でやろうとしているのは、前著の世界観的ヴィジョンを現代思想の流れの中で位置づけ、同時に、前著であまり触れなかった「気」、微細エネルギー、エネルギーヒーリング、ドリームボディーといった問題系に、新しい身体論の角度からとりくむこと、そしてそれを竹田青嗣くらいのわかりやすい言葉で語る、といったことである。しかし最終的に到達すべき目標は、「華厳」である。仏教の華厳思想的ヴィジョンである。これは宮澤賢治的世界であると言えばわかりやすいか。

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