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2004.06.28

古東哲明

気分転換にと思って古東哲明の『現代思想としてのギリシア哲学』を読み始めたら、これがいや~~すごいハチャメチャな本である。痛快無比。やってくれましたね、という感じか。こういうのもアリというのが哲学というものの不思議なところで、このメチャクチャさは大いに慶賀すべきことである。彼のハイデガー論、『存在神秘の哲学』よりもよっぽどおもしろい。彼はやはり普通のマジメな哲学研究者とはちょっと違う。「研究者」というあり方を思い切りよく足蹴にできるだけのキモがあるところは評価する。ただ、私としては彼の見ている世界だけではまだ物足りないものはある。それはそれとして認めるが、まだその先、その奥はある。

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