身体意識から意識エネルギー場へ
ひきつづき高岡英夫を読んでいて、正直、いくらなんでもこりゃ大言壮語じゃない? というところもないわけではないが・・ そういう傾向もあるが、相当な人物であることはたしか。たとえば、肥田式強健術の肥田春充みたいな感じで、歴史に残るのかもしれないな、という気がする。あのいろいろな人々のディレクトシステム図というものは、高岡以外には誰も見ることができないのであれば、現時点では何とも言いようのないものだが、少なくとも、ある重要なものをつかまえようとしている、ということはわかる。身体意識は宇宙の彼方まで突き抜けている。このことを彼自身は体得したのだ、ということは完全に信じられる。さてここで、そういうことは『魂のロゴス』にその一端が披露されている私の世界観にも完全に統合可能だということにお気づきだろうか。つまり、「意識エネルギー場」と言っているものがそれにあたる。高岡の言うディレクトシステムとは、この意識エネルギー場の様々な構造、パターンやその発達可能性について言っているものである。思想の世界においてここまで気づいている人はいないのであって、もしかすると私は天才かもしれぬ(いや冗談ですが)。しかもその意識エネルギー場自体がこの「世界」というもの(その中に「自己」も含まれるが)の現象をも作っているとしたら・・そしてその意識エネルギー場が宇宙の根源まで到達しうるものであることも、『魂のロゴス』の論述から論理的に導くこともできるのだ。こういうことはむろん過去の偉人によって解明されていることではある。ただ高岡の仕事は、いろいろな体技の世界や文化全体に通底するものとしてその構造を取り出したことだ。でも、あと半世紀は評価不可能かもしれない。それでも、これまでの身体論の限界ははっきりしてきた。もはやメルロ=ポンティでも駄目だ。「生きられた身体」などという次元から身体意識、そして意識エネルギー場へと向かわねばならぬ。
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