ひさびさだが
なんか、気がつくといつのまにか一ヶ月もたっている・・
最近、ハンソン・ロバーツ・タロット(Hanson-Roberts Tarot)を手に入れてからそればかり使っている。学生やら同僚が次々と占いをしてくれとやって来るのだが・・ いったいタロットが「当たる」というのはどういうことなのか。それは、天文学が日食の日時を予測するのと同じような意味で「当てる」のではないだろう。私は、占いとは「偶然性の要素を利用したカウンセリング」だと考えている。そこで「えっ、世の中に偶然というものはないんでしょ」というツッコミはありうるが、そこまで考えているとたいへんなので、またそのうちに。
音楽では、最近、「クリムゾン・コレクション」ですね。これはマントラソングで、かなりエネルギーがあるのだが、美しいソプラノで歌われている。
プロティノスを体系的に読書中。これを読んでいると、これ以上の哲学は必要ないじゃん、と思えてくる。近代哲学とは何だったのだろう? けっきょく、プラトン、プロティノスをじゅうぶんに理解できなかった人びとがいろいろとのたうちまわっているだけなのかもしれない。私が哲学というのは、プラトン主義からナーガールジュナ、唯識、華厳に道元みたいなラインアップをイメージしているので、アカデミックなとらえ方とは異なる。哲学という概念そのものを近代的にではなくギリシア的な「よき生への探求」として理解したい。
それにしてもプロティノスの思想とたとえば「神との対話」に現れた世界観はほとんど一致しているといっていい。いってみればそれは「永遠の哲学」(A・ハックスリー)なので、当然とも言える。
このブログもあまり肩に力は入れていないので、休みたいときは勝手に休むという感じでいきたい。

