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『瞑想から荒行へ』

『明日の神』も届いているが、その前に・・ 佐藤美知子『瞑想から荒行へ――意識変容をめざして』。これは、かなりすごいですよ。佐藤美知子さんは本山博師の高弟で、この本は佐藤氏の弟子との質疑応答をもとにしたものなのだが、もうビシバシですね。しかしそれがみな当たっているのだからしかたがない。弱いところや自分をごまかしている部分を容赦しません。しかし本当の瞑想修行とはどういうものか教えてくれるのに、これ以上懇切丁寧な本はそうめったにはない。もっとも私は表題にある「荒行」は好きではないけれども(私は基本的に「他力派」なので)。少し路線は違うが熟読すべき本だと思う。ビシバシと厳しく鍛えてくれる師を求めるなら、この人はかなりいいかもしれない。この本は瞑想のハウツーではなく、基本的な心の持ち方のようなことを教えている。

佐藤氏は過去生では、湯殿山系で、即身仏となった行者であったといわれている。つまり絶食の行をして生きながらにミイラになったということである。この本には書いていないが、私はその過去生の時の名前を噂で聞いたことがある。それは湯殿山系では有名であり、いまも湯殿山近辺のあるお寺にそのミイラが安置されているという話である。それが本当だとすると、今生でなぜ女性になっているのかはよくわからないが、やはり行者ならではの厳しさが漂っているのも無理からぬところだろう。正直言えば、自分の「魂の系譜」の中に行者的な資質を持っていない限り、彼女の指導の厳しさについていくことはできないだろう、と思う。

修行とはいかに厳しいものか、というのがよくわかるわけで、自分の心に徹底して向かい合う覚悟が必要なものだ、と納得させられるものがある。自分を浄化することを本気で考える人には、おすすめである。

「上に行く」って、甘くないなあ・・と改めて感じさせられるのである。

瞑想から荒行へ―意識変容をめざして瞑想から荒行へ―意識変容をめざして
佐藤 美知子


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