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絵で見る死後体験

出てから少したってるけど、坂本政道『絵で見る死後体験』ていう本を見た。

いや~、これいいですわ。「わかりやすい」とうたっているだけはある。これは、坂本氏と女性ジャーナリストの対話という形式になっていて、タイトル通りイラスト入りで、向こうの世界はどのようになっているか解説しているもの。そのまとめ方が、ホントにわかりやすい。『死後体験』シリーズ三冊のエッセンスがわかる。一般的な死後世界から、輪廻や、銀河の果て、宇宙の源まで、全領域をカバーしている。

それから、今までの情報でははっきりしなかったところも明確になっている。特に、ヘミシンクと体外離脱との違いについての説明は貴重だろう。つまり、ヘミシンクは必ずしも体外離脱そのものをめざすものではなくて、肉体レベルの意識を残したまま、意識のある部分が異次元を体験することも可能(むしろそっちの方が普通)ということがはっきり書いてある。つまりバイロケーションともいえるが、肉体意識が残存している方が危険も少ないし、そっちができるならそれがいいに違いないと思う。体外離脱は確かに、自分とは肉体とは違うということははっきりと自覚できていいが、何が何でも体外離脱じゃないといけない、というわけではないということ。

フォーカス10から49まで。大まかに「宇宙の構造」を描き出している。
この宇宙はどうなっているのか、自分の生と死を含めて、その全体が概観できるような本を一冊だけ教えてくれ、と、こういう話をあまり知らない人に問われたら、まずこの本を推薦できると思う。体験から書かれているので説得力がある。精神世界初心者でも理解できる。

もちろん内容的には、信じようと信じまいとの世界かもしれない。しかし別に信じる必要はない。ヘミシンクという、自分で確認する方法が提供されているからだ。自分で探索をしてもみないでああだこうだ言うのは傲慢である。

経験的証明の手段が提供されているという点では、ケン・ウィルバーが主張しているトランスパーソナル的認識の公準も満たしていると言える(この文、わからない人は気にしなくていいです)。

大いなる自己の実在とか、転生という問題についても、今や(モンロー系に限らないが)、きちんと知的論理的に理解できる方法が開かれている。この『絵で見る死後体験』で書かれている宇宙構造は、いまスピリチュアルに関心がある人に、かなり共有されている一般的な枠組みとだいたい一致していると思うが、それはこの21世紀初頭という時点において人類が理解しうることの最大公約数ということではなかろうか。もちろん本当の真実から見ればそれも方便ではあろうが(そのことを忘れないために荒唐無稽なる超ぶっ飛び神話本が存在するのだ)。

ガイドとか転生などは非論理的だ、などと言う人はいったい何を勉強しているのだろう。それは「意識としての宇宙」の構造から完全に理解できることがらのように思えるが。それから基本的に言って、経験そのものは論理もへったくれもない。そういう経験がある、というなら、それが実在するということは論理ではない。そういうことは論理的にあってはいけないからウソだ、というのはもはや大槻教授クラスの妄言である。まずもって、そういうふうに表現される経験とはいかなるものなのか、を実際に経験的に理解してのちに、そのことを全宇宙モデルの中にしかるべく位置づければよいのだ。このモデル化というのは方便であるから、どれが絶対に正しいということはない。人間が知りうる全経験を完全に理解した人がいない以上、宇宙モデルの当否を判断できる権威など、地球人レベルではありえないのだ。

一時期はやったトランスパーソナルなどが勢いを失ったのは、スピリチュアル関心層がかなりディープな情報まで接するようになり、もはやトランスパーソナルの本では物足りなくなってきたからだろう。それはトランスパーソナル系の本は、どうも、非物質的リアリティについてのリアルな描写が少ないからで、ホントにどこまで経験してるんかいなと思えるところもあったりするからかも・・(私は何回か言っているが、そもそも「人間は死んだらどうなるのか」という根本的な問いに答えを与えていないでスピリチュアルもへったくれもあるかい、というのが本音なんだが・・) かといって知識人層のガードは相変わらず堅く、スピリチュアルと知識層との分裂がさらに大きくなってきたからではないか。

ともあれ、『絵で見る死後体験』はすごいオススメである。右のコラムの殿堂に入れちゃおうかな? 入門書として最適なので。このブログの読者は、基本的に知ってることが多いと思うが、それでも所々知らなかった情報が入っていると思う。
しかし、『死を超えるスーパーラブ』とか、ああいう本の文章はヘタだなあ・・(^_^; あっちは読まなくてOK。『絵で見る死後体験』の文章はたぶん、ライターさんが書いたんじゃないかという気もする・・

これを読んでおもしろかったら次には、マイケル・ニュートンの死後世界探求本がオススメとなります。

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坂本 政道


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