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2006.07.31

永遠の生命

前回に書いたのは、玉城康四郎氏並みの体験がないと語ってはいけない、という意味ではない。ただ、「永遠の生命」というか、それに目覚めるということをつかむことだ、と言いたかったのである。それをつかんでいないからあれこれ迷うのだ。方法は何でもいい。とにかく一度直覚することだ。方法はどうでもそれを知ってしまえば勝ちなのである。

別に「スピリチュアル」なんてことをことさらに言わなくてもいいとも思う。宗教だっていいのだ。宗教は玉石混淆だが、真言密教なんてやっぱり美しい。

「悟り」なんて高遠なものを相手にしてもとりつく島がないところがある。悟りというのは人が神と合一することであり、軽々しく口にしてはならないほどに神聖なことがらである。そんなことを言う前にまずは「永遠の生命を直覚する」という段階がある。まずそれをつかんで、あとはそれからのことだろう。

そういう「魂の目覚め」が出発点で、そこから無限の階梯を経て、おそらくは多くの転生を経てようやく宇宙絶対智の世界が視野に入ってくるのだ。

悟りといわれるのは決して、「心の持ち方」が変わるというようなレベルではない。「絶対智」という宗教哲学的な問題を一度真剣に考えた方がいいだろう。

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