新年近し・・で、レイキの話など
「冬至近し」と書いたと思ったらもうこれである・・
最近本屋へ行っていないが、この本はどうなんでしょうねえ。
![]() | レイキとREIKI―西洋と東洋の視点から見る“レイキの現在” 宮沢 邦夫 望月 俊孝 BABジャパン出版局 2006-12 |
なんか、望月氏への反感を持っている人のいけすかないレビューが出ているが(ネガティブな投票をしておきましたよ)・・ただ、望月氏のようにあんまりレイキがいいことばっかりという宣伝方法に疑問を持つというのもまったくわからないではない。たしかにそのレビューにあるように、レイキでは絶対に邪気を受けないというのは間違いである。正確に言えば「ほかの方法とくらべてかなり邪気を受けにくい」とするべきである。やはり、最低限の、相手の邪気を受けないためのプロテクションの方法は知る必要があるし、グラウンディングの技術も必要だ。またレイキマスターによってかなりレベルの差があるということも厳然たる事実。そしてアチューンメント後のトレーニングによってエネルギーのレベルはいかようにも向上するということも。逆に言えばアチューンメントを受けただけというのはあんまりレベル的にはたいしたことはないのである。(なお、伝統霊気のほうが西洋系レイキよりエネルギーが強いという意見もあるのだが、それは、伝統系ではレベルが維持されているのに対して、西洋系ではマスターのばらつきが大きいということではないかと思う。西洋系の平均をとれば伝統系よりはエネルギーのレベルが強くないということかも)
それから、「一回アチューンメントを受ければ一生レベルが落ちない」というのは望月氏の10大原則のうちでもいちばん不正確なものだ。たしかにゼロにはならないが、使っていなければそれなりに落ちる。何年も使っていなければ再アチューンメントも必要だ。つまり運転免許のようなもので、取ってから10年乗ってなかった人と、毎日運転していた人では大きな違いがあるということ。10年ペーパードライバーでもまったく教習を受けてない人と同じではなく、やろうとすればやれないことはないだろうが、そのレベルはいかに? というのとだいたい同じことだと思えばいいだろう。
また、望月氏が広めて日本でのスタンダードになっている「12ポジション」とかは、海外の本を見るととくに標準というわけでもないようで、本によって少しずつ違っている。望月氏が念を入れて強調している「第二シンボルのあとには必ず第一シンボルで固定させろ」なんてことも海外の本では見たことがない。どうも「望月バージョン」があまりにデファクト・スタンダードになっているという現状は少し再考したほうがいいようだ。
また同時に、もはや臼井レイキだけではなく、発展系レイキや伝統霊気を含め、さらにレイキ以外の、アチューンメント方式で伝達されているエネルギーワークなどを含めて総合的に考えていく立場も必要とされ始めているような気がする。レイキはスタートしてはよいが、そこから本格的なヒーリングの世界に進む道筋のようなものがもっと示される必要はないだろうか。
私ももし余力があれば、そんなことを含め、レイキの現在を知的にも概観するサイトのようなものを立ち上げることができれば面白いかな、と思ったりする。
それからこんな本も出たみたいである。
![]() | レイキ サンディ リア=シャフリー Sandi Leir‐Shuffrey 鈴木 宏子 産調出版 2006-10 |
これはイギリスの Live Better のシリーズの翻訳である。
上記二冊は本屋で見てみないと、買うべきかどうかわからない。
それからこんな本も出てた。
![]() | ヘミシンク入門―未知領域への扉を開く夢の技術 坂本 政道 植田 睦子 ハート出版 2006-11 |
これは買ってしまったが、ゲートウェイのCDセットを使っていく上でのガイドブックみたいに使える。逆に言うとゲートウェイとはどういうものかがよくわかるので購入を検討している人にもいいかも。ゲートウェイはちょっと構成がわかりにくところもあるので、何が本線かということを解説しているこのガイドブックはあっても損はない。
ゲートウェイCDの日本語版にはいろいろ問題があるらしい。それができた当時は坂本氏がブレイクする前で、彼が監修しているものではなく、ヘミシンクに詳しくない日本人が担当してしまったらしい。英語が得意ならば英語版のほうがおすすめである。




