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影印校注古典叢書


このところこのブログも、「ぶっ飛び」はすっかり封印である(笑)

影印本読解を趣味としてやっていると書いたが、新典社というところから出ている「影印校注古典叢書」というものを買ってみた。「伊勢物語」である。これは、上段に翻刻、下段に影印の縮小したのが出ていて、読みやすくできている。

昭和50年の初版で26刷、かなりのロングセラー。
さらに解説書として『日本古典文学全集』の古本も入手しているのだが、こちらも30年以上前の本。本が大量に出てはすぐに消えていく最近のことを思うと、これだけですでに、山にこもって隠棲しているような雰囲気が漂ってしまう(笑)

この本の読解は、高野切や元永本などで鍛えている私にとっては、かなりの楽勝だった。99%くらいはわかる。「書」として書いているものとちがって、この写本は読みやすいようにと書いているので、何種類もの変体仮名を使い分けるということもないし、慣れてしまえば現代の手書き文字を読むとたいして差はない。しかし元永本にくらべて、読みやすいというだけで「美しさ」は特にない。それは書道のお手本になるようなものとくらべると雲泥の差である。

きのうはなぜか妙に心が落ち着かない、イライラするような感じがあったのだが、あとでアメリカの乱射事件と長崎市長の事件を知った。このような報道などをあまり見過ぎるのは毒というものである。そのようなときに、古くから伝えられている「堅固なもの」の世界があるということは救いになることでもある。

こちらの叢書、次は徒然草、方丈記、桐壷などを買ってみようと思う。

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