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アウグスティヌス『告白』より


「そこでわたしは、それらの(新プラトン派の)書物から自己自身に立ち帰るようにとすすめられ、あなた(神)に導かれながら心の内奥へ入っていった。わたしがそうすることができたのはあなたが助け主となって下さったからである。わたしはそこに入ってゆき、何らか魂の眼によって、まさにその魂の眼を超えたところ、すなわち精神を超えたところに不可変の光 lumen inconmmutabile を見た。……真理 veritas を知る者はこの光を知り、この光を知る者は永遠を知る。それを知る者は愛 caritas である。……わたしがはじめてあなた(神)を知ったとき、あなたはわたしを引き寄せて、わたしが見るべきものは存在するが、わたしはまだそれを見るだけの者になっていないということをわたしに示した。そして、あなたは激しい光を注いで私の弱い目を眩まされたので、わたしは愛と恐れとに身を震わせた。それとともに、あなたから遠く隔たり、不類似の境地 regio dissimilitudinis にいる自分に気づいたのである」
谷隆一郎『アウグスティヌスの哲学』144
『告白』第7巻第10章16

「そのとき遙かに高いところから、〈わたしは大人の食物である。成長してわたしを食べられるようになるがよい。だが、肉体の食物のように、おまえがわたしを自分に変えるのではなく、おまえがわたしに変わるのだ〉という声を聞いたように思った。……あなたは遙かに彼方から、〈わたしはわれ在りというところの者である〉 ego sum, qui sum と呼ばれた。わたしはこの声をあたかも心で聞くかのように聞いた。それゆえ、疑いの余地は全くなくなり、〈創られたものを通して悟られ、明らかに知られる〉真理の存在を疑うよりは、むしろ自分が生きていることを疑うほうが容易だったであろう。」
同、同

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