エネルギー受け取りとヨーガ
宇宙から高次のエネルギーが流れてくるとき、肉体的反応として、身体が勝手に動き出すということがある。それがいつのまにかヨーガのポーズの形になったりすることもある。これはインドでは「クリヤ」として知られているもので、そういうことがあるということは千年以上も前からインドでは知られていたわけだ。最近では、ムクタナンダやゴーピ・クリシュナの自伝にもあったし、クンダリニー的SEを扱った英語の本にもそういう記載があった。これは、肉体のエネルギー的なゆがみが調整されるということを意味している。自動調整である。ヨーガのポーズのようになるのは、それがエネルギー調整に最も適した体勢だからである。つまりもしかするとポーズというのはそういうふうに発見されたものかもしれない。
こんなことを書くのは、何を隠そう、私自身も最近のエネルギー受け取りの過程で、このクリヤを何回か体験したからである。
そこで考えたのは、たしかにこうしたクリヤの運動によってエネルギーが調整されるのだが、それがヨーガと近いものであるならば、そもそも日常的にヨーガをやっていれば、こうしたクリヤは最小限ですむことになるだろう、ということである。ゆがみがあるからクリヤが激しくなるので、ゆがみがなければもっとスムーズに違いないのである。
クリヤが起こるということはある程度エネルギーが流れるようになっていることなので、もしあまりにもエネルギーが通らない身体になっていると、そもそもクリヤくらいではエネルギー調整を行うことができないので、最初からそういう次元のエネルギーは流れない。クリヤが起こるということはある程度まで来たということではある。しかしさらなる身体調整が不可欠になっているということだ。
このように考えて、ヨーガを少しやることにした。もちろん以前に習ったことはあるので、復習である。いままでは、気功をやっていて、それにもある程度ストレッチ的要素は含まれているが、やはりその部分はヨーガが専門だし、優れている。
いろいろヨーガのDVDなどはあるが、今回は、龍村修氏によるものを買った。龍村氏は沖ヨガ出身の人だが、それ独特の「修正法」などがあり、いきなりポーズに行くのではなく少しずつゆがみを直していくというアプローチである。パワーヨーガのようにエクササイズ的要素を追求するのではなく、かなり純粋なヨーガになっているという感じがする。モデルの女性もかわいいので(それも重要な要素だが)、かなりおすすめできると思う。10分、15分、30分、60分のプログラムがあり、もちろんポーズ等の単体での練習もできる。特に本当の初心者はこちらがよい。もっとも、ヨーガを始めるには、最初は教室でその要領を覚えた方がよいと思うが・・
片鼻呼吸法は前から知っていたが、左右で陰陽を意識するというのはなるほどと思った。気功でもそういう技法があるので、共通している。
70分DVD付き 体の中からキレイになる 龍村修のヨガ教室 日経ヘルス 龍村 修 日経BP社 2005-11-30 |