三好和義と楽園写真の波動――『ハワイアン・スピリッツ 楽園の秘密』ほか
一時、星野道夫にこっていたが、最近は対極ともいえる「三好和義」にはまっております。
アラスカから南の島? そんな両極端な・・と思うかもしれないが、陰極まりて陽となり、陽極まって陰となる、のがこの世界ではありませぬか。
いやとにかく、写真集のページをめくるたびに、至福感が高まっていくというこの感覚は何であろうか? たぶんこの写真は、現実の世界とはどういうものであるか、を撮ろうとしているのではない。この物質世界に時々かいま見えるところの、永遠の至福のみが支配している世界への予感を描いているのである(と勝手に断定)。
ここで特に紹介するのは二冊である。
一つは最新刊、『ハワイアン・スピリッツ 楽園の秘密』。
いやこれはほんとにすごい。もうビビビと波動感じまくりの一冊。実はこれは最高の「スピリチュアル写真集」と私は言いたい。スピリチュアルと言ってもオーブが写っていたりするのではありませんよ(笑) そういうふうにスピリチュアルを理解している人は、このブログではお呼びではないんだが・・ともあれ、まず表紙から、最初の方にある、ダブル・レインボー(二重の虹)の下で人々が聖なるダンスをしているという写真から、その波動には完全にKOされる。さらに古代人が遺したペトログリフ(岩絵)のある聖地の写真ですよ。ここで私は、そのエネルギーのあまりの強烈さに圧倒され、思わずちょっと休憩を入れましたね(笑)
それから後半ではハワイの自然のエネルギーが爆発という感じで・・これはどうしたの? なんだかすごいことが起こっている・・明らかにこれは三好和義のこれまでの作品を超える最高傑作じゃん!! なんでこんなものすごい写真が撮れるんでしょうね?? そこに封入されているパワーの莫大なることには腰を抜かしそうになる。とにかくあまりにもすごいのだ。すごすぎる。正直、ぶっ飛びました。
・・って、しかし、出会う時期というのもあるからね・・ 私も一年前は星野道夫のアラスカ波動にひたりきり、アラスカの環境エッセンスまでのんでいたのだから(いまものんでるけど)。いや、アラスカと南の島、これは明らかに通じる。地球のエネルギーという共通項で。この対極の波動をいずれも優れた写真で受け取ることのできる日本人は恵まれているではないですか。
自然のエネルギーに感じる人、聖地が好きな人、ハワイのエネルギーに気づいている人・・には特にお勧めである。
ハワイアン・スピリッツ 楽園の秘密 三好 和義 小学館 2007-06-19 |
そしてもう一冊は『巡る楽園 四国八十八ヶ所から高野山へ』である。
こちらは南の島から一転してお遍路ですよ。しかしこれも「楽園めぐり」には違いない。私が行ったことのあるお寺も多いので、懐かしさも混じったが・・
しかしこの写真にあるのはマギレもなく「聖地波動」。たとえば八十八ヶ所の中でも指折りの聖地である焼山寺、鶴林寺、太龍寺、室戸の洞窟など・・私がその地で感じた聖地波動が極めて正確に表現されているではないか。ううむ。それから大日如来ほか「ご本尊」たちもすごいエネルギーを放射している。
まさに楽園写真そのもの。楽園とは、聖地の波動ということである。それは、永遠なる至福の世界から放射されるエネルギーが、物質界の「視覚」というモードにおいて表現された瞬間である。
ともかく極めて濃厚な一冊。ぶっ飛ぶというのとは違うが、そのエネルギーの質の高さは比類がない。お遍路写真集はいまたくさんあるが、そういうのとは違う。こちらの写真集も、私にとっては大衝撃であった。
巡る楽園 四国八十八ヶ所から高野山へ―三好和義写真集 三好 和義 小学館 2003-12 |
三好和義はどんどんグレードアップしているようだ。『ハワイアン・スピリッツ 楽園の秘密』は完全に来ているとしか言いようがないが、それは、この地球の波動そのものが上昇していることと無関係ではないのかもしれない。
もう一度言っておくが、スピリチュアル写真とはオーブやUFOの写真ではありません(笑)