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アース・エンジェル論を吟味する

気になっていたが、ドリーン・バーチューによる「アース・エンジェル」の本を読む機会があった。

この本はつまり、もともと地球ではなかったところから地球に転生した人々、つまり、天使(高次領域)、エレメンタル(自然霊)、スターピープル(地球以外の星)に、ウォークイン(魂が入れ替わる)、ワイズワン(もと魔女・魔術師、シャーマンなど)の説明がなされている。

なかなか読み物としてはおもしろい。これは「霊的タイプ論」ではないかと思った。つまり心理的なタイプ論のスピリチュアル・バージョンで、自分はどのタイプにあてはまるか、と考えると面白いし、また、自分とタイプの違うものがあることを受け入れるということにもつながる。

しかしもちろんバーチューさんのアース・エンジェル論が100%正しい情報だということはないようにも思った。もちろん完全なでたらめではなく、それなりに彼女の超感覚に見えたところから来ているので、何らかの真実性はそこに含まれてはいるだろうと思う。

これを考える前提として、私の霊的哲学では次のようなヴィジョンがある。


  • 宇宙にはさまざまな世界領域があり、地球的現実はその中のほんの一つにすぎない。また地球は決して宇宙の中心でもなく、最も先進的な領域でもない。むしろ辺境かもしれない。しかし、ユニークな領域である。

  • 魂(生命)は究極的には宇宙の根源から発しているが、個別性を有する魂としては、さまざまな世界領域に居住している。

  • 魂は、それぞれの世界領域にふさわしい感覚機能を発達させることにより、それぞれの領域において主観・客観の認識構造を有する。

  • 魂は、前項の感覚機能形成を、時間的・空間的なひろがりにおいて、多様に展開させうる。この結果、魂はいわばその「分魂」を生じることになり、それを時間という軸から見るならば「転生」として理解されうる。その展開は、それぞれの世界領域における経験を蓄積し、魂が根源に帰還するためのトレーニングとしての意味がある。(この考えはほぼ唯識と同じ)

  • 前項の「転生」は、単一の世界領域において生起するとは限らず、多様な世界領域にまたがり展開することは、当然ありうる。

以上のことはいま初めて言ったことではなく、すでに著書で書いてしまっていることである。それに気がつかないのは、読んでいないのか、理解していないのかのいずれかである。このことははっきり書いてあるのだ。ブログは読むがなかなか本は読まない「懲りない面々」も多いですからね(笑)

べつに、これが真理ですよというわけではない。これもあくまで相対的な真実である。しかし地球人の現在という点から見て、これが「よりよい相対的な真実」ではなかろうかと私は考えている、ということだ。そう考えない人は駄目だと言っているわけではない。宇宙人から見ればこの考え方もたぶん虚妄とも見えよう。しかし、なぜ「よりよい」のかというと、いままでの世界ヴィジョンは、「宇宙は多数の世界領域によって構成されている」ということをはっきりと言い表してはいないからだ。伝統哲学にはあったそのヴィジョンは近代に全く失われてしまったが、そのような多重多次元の無数の諸世界が交織されているものとして宇宙を理解することが、いまいちばん必要なヴィジョンだと考えるからである。

それはともあれ、上記の宇宙ヴィジョンからして、地球外の領域から地球領域に転生することがあり得ない話ではない、つまり論理的に排除する必要がないことは容易に見て取れるであろう。あるいは、あまり地球領域に転生することがなく、他の世界領域での転生が多かったというケースも十分考えられることになる。

したがってバーチューさんのヴィジョンがある真実をついているところがないわけではない。ただ彼女の論は、わかりやすくするためなのか知らないが、どうも、魂が単一のものとしてあっちへ入ったりこっちへ行ったりしているかのように書いてあるような印象を受ける。しかし、これは分魂ということを視野に入れていない書き方だ。実際は、魂の本体部分はある世界領域にいるのに(つまり天使かスターピープルだ)、その一部が地球に転生してシャーマンやヒーリングアートに関わる(つまりワイズワン)というようなことだってあっておかしくない。星から地球に来ているとしても、全部来ているわけではなく、ある部分はその星にまだいる、つまり同時存在しているというのがそういう場合の存在形態ではないのだろうか。

だからたぶん、自分の魂といってもそれは想像以上の広がりを持っているもので、その根源をたどれば何らかの地球外世界領域と何もつながりを持っていない地球人などいないだろうと思う。生命は地球で生まれたわけではなく、地球外から到来しているものだ(これはプラトン的思想の根幹である)。ただ現時点での意識の活性化、フォーカスにおいて、ある特定の部分が活性化しているということかもしれないのである。

つまりバーチューさんの書き方は、わかりやすい反面、単純化しすぎている部分もあるだろうということである。あまり全面的に正しいものとは受け止めず、自分のうちにある記憶を活性化するためのきっかけとして考えればよいのではなかろうか。彼女が、複数のタイプにあてはまる場合の解釈として提示しているのも、私はそうかな? と思う。魂とは複数領域に同時に展開するものであるので、そういう複数タイプも当然ありえるだろうと思うが? また、天使と宇宙人というのは、私にはその区別はかなり相対的であるように思われる。そもそも地球よりも高次元の世界領域に居住するということなら、それは同じことでは?

それからウォークインについては私はよくわからないが、五井昌久師は、もとの五井昌久はいなくなってかわりに神霊が入っていると自分で語っていて、それが真実だとすればそれはウォークインの一例ということになるだろう。これも全くあり得ない話ではないと思う。

ちなみにこの本によれば私はもろにスターピープルである(笑) ワイズワンかと思ったら意外にもそういう要素は少なかった。

やっぱりそうか・・(何の話だ?? 笑)

なんか、ここまで話していいんかい! という気もしないでもないが・・


1401900488Earth Angels: A Pocket Guide for Incarnated Angels, Elementals, Starpeople, Walk-Ins, and Wizards
Doreen Virtue
Hay House Inc 2002-08

なぜ翻訳がないのだろう? 売れると思うが・・

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