魔術系はダメよ(笑)
バーチューさんのアース・エンジェルは・・なんか、占い的に楽しんでいる人も多いようだが、要するにこれは「タイプ論」であるということだ。それが霊的真実をどの程度の割合で反映しているかは、「?」もあるということはすでに述べた。参考文献に載っていた本を検索してみると、正直、「???」な本もある。
しかしタイプ論としてはよくできているので、その限りでは有用でもある。
Wise Ones というのは「賢き者たち」ということで、具体的には「転生した巫女、魔術師、魔女、シャーマンなど」を指している。私はというと、どうもこのカテゴリーのものが、最近はエネルギー的に受け付けないのである。
本にも書かれているがこういうエネルギーのものは何となく「まじめさ、重さ」がある。その人の性格として、あまりジョークを言わないとか、そういうことではなく、エネルギー的に、何か秘教的な世界に、深く深くコミットしてのめりこんでいくみたいな感覚が漂っているということだ。つまり、秘密結社的エネルギーとでもいうか。そのように閉ざされたサークルで、「私はすごいディープなことをしているぞ!」という感覚を持つのがとても気持ちがいいというタイプだ。
どうもシュタイナーなどにひかれる人は、そういうエネルギータイプが多いような気がする。
シュタイナーそのものは、いろいろと学ぶところが多いものと思うが、私はどうもこのところ、こうした「ワイズワン的エネルギー」を感じてしまって、その点がどうも駄目。シュタイナーの本でも、中には思い切りそういう「深いのめりこみ系」の秘教的書物があるが、私にはどうも正直言うと「こわい」という感覚がしてくる。
また、たとえばオイリュトミーとか、有名なK.A.氏の公演のチラシをもらったのだが、そこで白い衣のようなものを着て飛び上がっている彼の写真があり、まさにエーテル体の可視化という感じだったが、これもとびっきりこわかった。認めないとか批判しているということではなく、ただ私の世界にはあまり入ってきてほしくないエネルギーだった(つまり、自分はトンカツが嫌いだといっても、それはトンカツが好きな人を批判するわけではなく、またトンカツ屋などというものがこの世からなくなってほしいと思っているわけではないのと、同様である)。どうにもこわくてしかたがなかった。これを見に行くというだけではなく、合宿で氏に習うなどという人がいるというのは、私には、レバーを生で1キロ食べるということほど考えられない世界である(私は、レバーが激しく嫌いである)。
もう一つこわかったのは、クローリーのトート・タロットだ。実物を見せられたが、これも3m以内には近づけないエネルギーであった。これを手元に置き、毎日引いているという人のエネルギー構成はどのようになっているのか理解を絶している。
K.A氏、クローリー、いずれも魔術師系であることはいうまでもない。そういう人を中核とした閉鎖的なオカルト集団(オカルトとはネガティブではなく、ニュートラルな意味で用いる)のエネルギーということでは共通している。そこに集まる人々は、かなり昔から「その道」を実践していたであろうことも想像に難くないのである。
こうした秘教集団は限りなく「カルト」に近いが・・結局カルトというのは「あるところで行きどまってしまう閉鎖的神秘主義集団」で、閉鎖的でありながら最終的にはそれを突き抜ける道があるものを、カルトではないオカルト系神秘主義集団、というふうに私は考えている。つまりモンロー的に言えばフォーカス22~24でトラップされてしまうものがカルトで、27以上に抜けられるものはカルトではない。社会的に評価されている大きな宗教だって、トラップされていたらカルトだということでもある。
まあ、こうしたことも、スターパーソン系と、ワイズワン系との根本的なエネルギーの違いであると理解すれば、どちらが正しいということもなく、円満におさまるというわけである(笑)
しかし、最近出てきているミステリーサークルみたいなもの、DSTとか、そういうものには不思議とあまりそういうこわさは感じないのである。もちろん自分でやろうという気はあまりないが・・つまり伝統的な魔術系・秘密結社系とは違った「軽さ」や「明るさ」も感じられる。あまりにも冗談ぽくって笑ってしまうという感じがむしろ健康でもある。しかし伝統的なるシリアスな秘密結社型の人はこういうものをケイベツするかもしれない。そういう「遊び」のエネルギーが許せないかもしれない。しかし、それもまたエネルギーの違いとして明るく受け入れることをおすすめしたいところである。
「人はそれぞれの道を進む」・・ノヴァーリス「ザイスの弟子たち」
※追記
最近は、ヴェレダ製品のパッケージなどに書いてある「シュタイナー系のフォント」さえもちょっと抵抗感を感じてしまって・・かなり重症のようです(^^;