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宇宙論的な知性(引用)

ひさびさに平井センセHPから・・覚書的に引用。

  僕は哲学者のような大雑把な話をするのが好きではないのですが、それを承知であえてすると、原型が実体世界で具現化するプロセスを司るものを考えた時、ルネサンス期の物質理論や生命の科学では、物質の中で職人的に作用する(ある意味で擬人化された)力の概念を発達させていったのだと思います。それがパラケルスス主義者にとってのアルケウスであり、発生学で展開された形成力といった概念です。そもそもアリストテレス主義の伝統では、アダム君の研究が示唆するところから考えると、その役割は宇宙論的な次元を持つ知性が担っており、ストアの文脈では既に神自体が形成的な火であり、プネウマである訳です。それに対して、プラトン主義の文脈では、デミウルゴスという神とその子供たちが、それに対応することになるかと思います。で、ルネサンスは、プラトン主義的なフォーマットに従ったように見えるかも知れませんが、それをアリストテレス的な自然哲学に結合させて、ストアの要素もしっかりキープしているところがミソです。つまり、そういうことを古代の段階でしようとしたのが新プラトン主義であり、ルネサンスはまさに、新プラトン主義のフィチーノ的解釈のもとに展開されていったと思えるのです。で、こういう粗雑な結論を出したところで満足するのが哲学者、それを時間軸のあるテクスト伝統の展開の中でストイックに追うのが歴史家なのでしょう。 http://www.geocities.jp/bhermes001/ochema.html

私は基本的にストイックじゃないから・・(^^;

ただ私は、その「宇宙論的な知性」を措定する思想伝統がつい最近までつづいていたことだけを確認すればよい。そして、そのようなコンセプト(イデー)を現在に復活させるには? と考えるのみである。

ちなみに上述のページは、アストラル体やエーテルなどについての西洋精神史に関係する学術情報への案内として貴重なものである。

・・しかもっ!! しばらく見なかった間に、「ローマ期の宇宙神学・宇宙宗教」というページが追加されているではないか・・なんという知的饗宴であろうか。

「宇宙神学」・・このことばだけでも反応してしまうが(^^;

春休みには、ジョセフ・モローの『プラトンからストア派までにおける世界霊魂』その他、「基本書」とされているものの読破に挑むつもり。

しかし・・ドイツ語とイタリア語にはもう少し読解力向上が課題。英語とフランス語だけでは足りないんですよねー・・

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