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哲学の試験

さてこれからしばらくはお気楽モードですごそうか・・と思っていると、卒論の査読がなんと7本も回ってきてしまった!

これから試験の採点もある・・今年の哲学では、「考えさせる問題」をやめにした。存在の問いについて思うところを述べよなんていう問題はどう考えても難しすぎるということに(今さら)気づいたのである。そういう問いは、自分の中に深く入れ込むことに意義があるので、それを無理に言語化しない方がいい場合もある。なんとなく感覚で感じているだけでも、「表現の専門家」にならないのなら、それでいいのだ。だから、そういう問いがどの程度しみこんでいくかを試験などで見るのはやめて、試験では、話されていたことをどれだけ理解したかという単純素朴なる「知識」を問うものだけでよいのだ。イデアとは何かとか、そういうことは考えるための基本的な材料であって、そういうものを正確に理解しておくというのは、判定できることだし、またそれ以外に判定することがらもないのである。それは哲学の本質ではないが、本質はどのみち試験不可能であることに気がつけば、無理にそれをテストしようという発想も起こってこない。

このような、深さを重視することがらにおいては、「性急にアウトプットを求めない」ことが大事なことで、表現に至る前に熟成する期間というものを考える必要がある。考えるのならば数十年かけて考えればよいのであって、「考えさせる問題」を出して、その数十分に何かを書かせることは、一見いいことのように見えて実はあまり意味があることとも思えなくなったのである。

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