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2008.01.31

ピラティス再入門

ひさびさにピラティス本・・『ゆがみを直すピラティスレッスン』というDVDつきの本を買ったが・・これ、ものすごくいいですね☆

ていうか、私がピラティスに注目してちょっとやったのはもう3,4年くらい前なのかな? その頃はピラティスが入ってきたばっかりで、日本語によるDVDなどはそんなにいいのが出ていなかった。私も英語版のを買って始めたのだが・・ 最近のピラティス本の爆発的な増加はどうであろうか。ヨガブームとも連動しているのだろう。

この本はまず「ゆがみを直す」というのがいい。ピラティスの本質はそこにあると思うからだ。たしかにお腹周りが引き締まるという効果もあるので、それを求めて始めるのも間違いではない。何を隠そう、私がひさびさにピラティス本を買ったのも、ウエストのサイズをあと一段階下げられないかな、という動機も混じってはいたわけだが・・(笑)

しかし、私がワークの上で、身体レベルで最も注目しているのは「中心軸」の問題で、エネルギーワークにしても、また霊的なワークにしても、それがすべての基礎となる。また高岡英夫のセンター論などを引くまでもないことである。禅密気功に注目しているのも中心軸にフォーカスする技法だからだ。

となれば、近代的身体技法の中でも最も中心軸にフォーカスしているピラティスに注目するのも当然といわねばならない。ピラティスは、骨盤のゆがみを直すことで中心軸を通していくのだ。それは、骨盤の周りにある深層筋肉のエクササイズによって可能となる。

とまあ、そういう理論的知識はすでにあるわけだが、実際にやってみると、日頃中心軸に気をつけているとはいえ、まだまだゆがみはあるな、と実感する次第である。

この本は「やせる」という売れそうなタイトルをあえてとらず、「ゆがみを直す」という点を正面に据えているところが大変好感の持てるところである。そして、DVDの説明が非常にわかりやすいので、ありがたい。

ピラティスは大変にサトル(微細)な身体感覚を要求する技法でもある。なので、身体技法の世界に本当に初心者の人は、最初は教室に通って要領をつかむ方がベターかもしれない。

とはいえDVD書籍としては、この本は相当なるおすすめといえる。もっとも、最近は同レベルの本もいろいろ出ているのかもしれないが。

「身体論」カテゴリーの記事は何年ぶりだろう・・?
私にとってそれはすでに、ヒーリングやスピリチュアルと一体のものなのだが。

言い遅れたが、私が以前ピラティスをやったときは、4ヶ月で5キロ位やせたと思う。
そういう効果のほどは実証済みである。

(※注 : ひとこと、断っておきたいのだが、私は自分のやっているワークのすべてを、ここで公開しているわけではない。ここではあくまで、初心者がやっても危険のないようなものだけをチョイスして紹介している。私がこういう初心者的なことばかりやっていると誤解する人がいるので、蛇足だが書いておく)


4816340785DVDではじめるゆがみを直すピラティスレッスン―1日10分セルフ整体でキレイ&元気になる!
石川 英明
ナツメ社 2006-03


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