と、いうのも
前回のようなことを書いたのは、メッセージを読んでみて、ごく一部ではあるが、明らかに何か勘違いしている人が見られないわけではなかったことがある。
まるで私を、教祖か何かと思っていて、神か覚者に対してするような質問を、私にしてきたり。
何かの「権威」、お墨付きを求めてきたり。
また、あまりに「精神世界」にひきつけて読もうという人が多いな、とも感じた。
私は、いわゆる精神世界系の本ばかりを読んで、思想を形成してきているわけではない。
私の基本は「不易流行」である。つまり、古典に根ざしつつ、また現代にも真実の表現があることを見ていこう、というものである。
それなりに、キリスト教神秘神学、新プラトン主義、仏教、ヨーガの哲学等々を学び、根本をおさえた上で、現在浮上してきている霊的な情報類にも、重要な意味を持つものがあることを否定しない、という立場である。
そうした総合に立つものが「普遍神学」で、それは一冊にまとめたので、だいたい骨格はできあがっているともいえる。
基本的に、オカルト的な香りのするものは、受け入れていない。
クロウリーの神秘主義など、この世で最もきらいなものの一つである。
「スピリチュアル」という言葉は、今の日本では軽すぎるノリがあるので、あまり好きではない。
それでもあえて使うことがあるのは、人に注目させるための「釣り」である。
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