生命エネルギー
この前の「ご質問」についての自分の意見提示は、準備中につきちょっとお待ちを。
しかし・・坂本さんなんかも「スーパーラブ」を基本概念としているが、結局、宇宙というものをイメージするにあたって、単に知的興味だけではなく、「こうする」という実践的なものを含めて考えていくとき、そこには「宇宙の究極には生命エネルギー=愛が存在し、それば万象を作り出す」というコンセプトが中心にないと、うまく収まらない、と思うようになっている。
つまり、エネルギー的なイメージである。万物はもともと霊的エネルギーにより発し、物質もまたそのエネルギーが変換されたものだ、ととらえる。
これは中国における「気」の宇宙観とほとんど同じである。ただ、気には、若干、「スーパーラブ」の要素が薄い。
西洋においては、ストア派の世界ヴィジョンは、ほとんど中国の気の宇宙観と同じである。
無数の「自己」が宇宙に存在しているのも、根源にある霊的エネルギーの分有である。
つまり「生命エネルギー」というコンセプトを、宇宙根源に位置づけるということが、すべての出発点となるのである。全宇宙は、そのエネルギーの運動そのものである。
だがたぶん、多くの人は、このようなコンセプトを「すでに知っている」であろう。

