« T-FALのアイロン | Main | 問題あるリーディングについて(総括?) »

宇宙と哲学

以前に書いた文章を再掲したい。というのも私が思想・哲学についてどう考えているかということをよく示すからである。

**************************

『オックスフォード教育講座』というシュタイナーの教育論があるんですが、その中から一文を引用させてもらいます。これは、本来の思想のあり方というものをよく表現していると思うのです。

 本当のところ、私たちの高次の感情作用のすべては、宇宙世界がみずからの中から私たちを生み出し、また私たちをその中へ位置づけてくれたことに対しての「感謝」という根源感情からのみ、出発しうるものでなければならないはずです。抽象的な観照のなかにとじこもり、宇宙に対しての感謝というゆたかな感情生活へと入っていくことができない世界観や哲学は、完全な哲学ではありません。それは頭部の活動のための哲学であって、人間がなしうることの総体を体験するための哲学ではないのです。自分の肉体機構を暖めることのできないような頭部活動は、人間を幸せにせず不幸にします。なぜならばそれは、あたかも異物のごとく成長し、魂の腫瘍となってしまうからです。すべての哲学の最終章は、宇宙の諸力に対しての感謝の念をもって終わるべきものです。たとえ著者自身がこれを直接に表現しない場合でも、読者の心のなかに、この感情が呼び起こされるべきなのです。  新田義之訳をもとにして改変[p.112-3]

これを受けて、私はこう言いましょう。本物の思想は、究極的に、「宇宙の愛」を受け、それを表現することによって、魂を暖めるものである、と。

« T-FALのアイロン | Main | 問題あるリーディングについて(総括?) »

霊性思想」カテゴリの記事

September 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ