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2008.09.15

問題あるリーディングについて(総括?)

またしても「問題あるリーディング」のネタ・・ というのも、最近、知人女性がたてつづけにリーディングを受け、それがすべて、何らかの「問題あるリーディング」だった、ということがあったものだから(笑) いかに世の中、そういうのが多いのか、と気になってしまったのだ。

1人めが、もっともこわい、「問題あるアストラル的存在」による、組織をバックにした人だった。この人は最初から、徹底したサイキック攻撃をおこなった。というのは、それまでのスピリチュアルなワークなどの価値を、まったく否定し、自分の組織でやっているものに引き入れようとする。そして「あなたには悪いものがついている」などと恐怖心をあおり、また、見えない次元では、支配するような何かを、エーテル体に埋め込もうとしたりしたようである。

このような恐ろしい人であったが、ふしぎなことに、いっしょに行った友人たちは、「いいリーディングだった」と言うのである。というのは、自分たちの言ってもらいたいことを言ってくれたから、ということである。それで気をよくして、彼女たちはそのヒーラーの「勉強会」に参加することにした、という・・ そこで、「サイキックアタックを受けた」と言っても、それは、「悪いものがついているから、そう言っているのだろう」と解釈されて、「かわいそうに、早くとってあげなきゃ」というような反応をされた、ということである。

私の解釈は、アタックを受けた人は、霊的な能力の素質があるので、自分のところに引き入れようとして、一生懸命アタックをしたのであろう、ということである。しかし、だまされるということは、いとも簡単なことなのだと実感した。リーディングを受けに来る人というのは、助けてもらいたい、導いてもらいたいという「依存心」がどうしてもある。経験ある者は、そこを巧みについて、自分に引き寄せるのである。熟練したサイキックにとっては、こういう無邪気な女性など、赤子の手をひねるようなものである。

さて2人めは、そういう邪悪なものではなかったが、明確なことを何も言わない人だった。というのは、いろいろな精神世界系の本によくあるような一般論ばかり述べていて、その人に固有の問題のようなことをあまり言わない。これは、ほんとうに見えているのだかよくわからない。そういう一般的なお説教ぽい話ばかりで、20000円とって終わったのだった。ここでの教訓は「ほんとうに見えているのかどうかわからないが、精神世界的なストーリーに相手を当てはめて自分の考えを述べ、それをリーディングと言っているようなタイプ」があるということが、わかった。むしろカウンセリングとかエンパワメントとでも言うべきであろう。それ自体、悪いわけではないのだが。

3人目は、それほど悪くはなく、参考になる部分もあったが、やはり、自分のところへ呼ぼうというところがかなり現れてきてしまった。これは、「わりとまともな人であっても、自分のところに引き寄せるということをしてしまうことはよくある」ということを学習したわけである。

このほか、周囲には、「相手を傷つける可能性をまったく考えず、見えたことをそのまま言ってしまい、悪いところが見えると、すぐお説教を始める」という未熟タイプのものも見聞されたが、これは、うまいぐあいに、行かずにすんだのであった。

「よいリーディングというのはいかに少ないものか」ということがわかったということである。

その経験をもとに話し合った結果、いちばん問題が少ないのは、「相手の守護天使レベルとつながって、そのメッセージをそのまま伝える」というような形であろう、という結論になった。これは、『エンジェル・ガイダンス』などに書かれているように、自分でおこなうことができるものではある。そういう、天使レベル以上(アストラルではなくコーザル)のエネルギーがそこに来ているかというのが大事なことである。・・ということがわかるためには、実際に、コーザル以上のエネルギーとはどういうものであるか、体験していなくてはいけないかもしれない・・そうでないと、アストラル的なものに迷わされる、という危険はどうしても消えないようである。日頃から、高次元存在からの愛のエネルギーを感じるよう努めるしかないだろう。地球では、霊性が上昇しているが、それにつれて魔界の活動も活発化していることを忘れてはならない。

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