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N. ロースキー『ロシア哲学史』を読んで

ニコライ・ロースキーのロシア哲学史を読み終えた。興味のある章だけのとばし読み・・ではあるが。

私は、息子のV. ロースキーの『キリスト教東方の神秘思想』から、プラトン=キリスト教的イデーの世界に入ったわけなので、まったく、ロースキー父子にはたいへんお世話になっている。彼らに会うのは霊界に行ったときであろうが、霊界ではぜひとも一度挨拶をしておきたいと思うのである。

それはさておき、私は息子ロースキーから、「神のエネルゲイア」という重要なイデーを得た。これは私の次の著作、スピリチュアルワークに関するものでも、一つのキーワードとなりそうなのだが、もともと東方キリスト教の伝統にあるイデーである。

しかし、父ロースキーの哲学史を読んでみると、このウラジーミルの東方神学は、ロシアの思想としてはかなり伝統的で、正教に忠実なものであり、その意味でかなり保守的な思想であることがわかった。そして、ロシア思想史はもっといろいろな、教会からみれば「逸脱」を含んでいるものであることがわかった。

もしかするとその「逸脱」がたいへん面白いところではないかと思われる。たぶんそれは、より汎神論に近い方向性であろう。つまり、自然の中に霊性の顕現を見るという傾向が強いという印象を得た。西欧の思想でいえば、ボナヴェントゥラなどに近いようにも思う。ともかくも、一つの鍵はソフィア論、聖霊論にあるという直観である。

ともあれロースキー父子による二冊は、しばらくの間枕頭の書となりそうである。

・・しかしブログを書くと、どうしてもその時自分の興味のあることを書くので、初心者向きではなくなってしまう。これはどうも、いたしかたない。ここだけ読んでいても、基本がわかってこないので、そういうときは本を買っていただきたい(笑)

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