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微細身体性の問題へ向かって

最近、研究集中モードで、それというのもこの春休みに書くはずの本のため、ネタを集めるのが大変である。新プラトン主義やパラケルススといった流れのものと、インド、それと空海やチベット密教・・などに関心を持っている。特に身体、あるいは「微細身体性」というものが、宇宙とどのようにかかわり、それが、いろいろな霊的なワークの成立と、どう関係しているのか・・といった、はなはだ遠大なテーマを考えているわけだが、読むものも膨大である。

この問題には、こういう本があるが

身体の宇宙性―東洋と西洋
湯浅 泰雄
岩波書店 1994-01

これは名著だけれども、もっぱら中国に詳しく、西洋部門はストア派が出ているだけである。新プラトン主義については、プロティノスには身体性の要素は薄かった、と書いてあるだけだが、私が今までに勉強した範囲では、こう言うだけでは不十分で、プロティノス以降の後期新プラトン主義でいかに身体的技法が発展したか(テウルギアである)、などを考えると、書き足りていないことに気づく。プネウマ論なども、基本となるフェルベケの研究を参照していないなど、東洋部門に比べて簡単さが目立つ。

また

気・修行・身体
湯浅 泰雄
平河出版社 1986-12

こっちも有名だが、まだまだ、当時の学問状況の困難さを反映してか、はっきりと「微細身体性」や「微細エネルギー」について言い表すのは、及び腰という印象である。私は学問的な意味での批評はするが、湯浅先生を尊敬することにおいては人後に落ちないつもりである。だが、2009年という現在、これを大幅に超えるパラダイムを提示するのは、むしろ後進としての義務であろうと考える。

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