« 科学と霊的認識2 | Main | 香功のすすめ »

研究テーマ

最近、けっこうブログを書いている。ようやく春休みに入ったので・・・この休み中に原稿を書くと同時に、いろいろ研究テーマもあるので、休暇モードはまた山ごもり(温泉?)数日間というところであろうか。

研究のラインとしては、一つは、プラトン主義とキリスト教の融合という線を、ギリシア-ビザンチン-ロシアで追うというもの。これは特に「イデア実在論」のパラダイムを中心に。天使論、ヒエラルキア論との関係で、ディオニュシウスにも着目している。そして「神化(テオーシス)」思想である。

もう一つ、モルトマンの聖霊論を読み始めたが、これは「霊の体験」を中心テーマとしているようだ。そこで、稲垣良典先生の最近出た経験主義哲学の講義など、霊的体験の地平を考える(ひいては近代の経験概念の矮小化という問題)という方向が見える。

もう一つは、空海の密教哲学をどこまで統合できるかという問題である。インド密教やチベット密教まではちょっと手が回らないが、まずは空海である。いうまでもなく密教というのはその中に具体的技法を含んでいる。西洋的にいうと theurgia である。つまりそういう技法というのはなぜ有効なのかという問いである。これを思想的に考えたものは湯浅泰雄先生の『気・修行・身体』くらいしかないようだが、まだまだこの本でも詰められていないと思うので、霊的ヒエラルキアを実在であると断言する立場からはどこまで言えるか、ということが関心事である(もちろん各伝統の説明体系の中では位置づけられているが、普遍神学的関心からはどうなるかということである)。

« 科学と霊的認識2 | Main | 香功のすすめ »

霊性思想」カテゴリの記事

April 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ