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衝撃の事実とは ~佐藤優氏のこと

で、佐藤優氏の『国家の罠』である。

4101331715 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫)
佐藤 優
新潮社 2007-10

これはとても素晴らしい本である。図書館にも必ずあるものなので、ぜひとも一読を勧めたい。

私が感心したのは、国策捜査の犠牲になったからといって、それに対するルサンチマンがまったくないことだ。彼は権力というものをよく知っているので、どの国にもそういうものがあることを熟知している。たまたま自分がその巡り合わせになったということを、特に恨むことがない。そういう厳しい状況にあっても、自分の置かれた状況を冷静に分析して、最善の行動をしようとする。その知力と胆力は並みの人ではない。今は評論家として活躍しているが、政治家の素質もあるのではないだろうか。そのうちに政界に出るかもしれないと思う。

それからあと、佐藤氏と西村検事のやりとりというのがひじょうに面白く、「ドストエフスキー的」と評した人がいるのもわかる気がする。絶対的に敵対する関係の中で、裏では人間として認め合っている二人に交わされた会話――このような人間ドラマは小説でもなかなかない。

そもそも私が彼に興味を抱いたのは、同志社大学神学部修士課程修了という経歴であった。獄中でも神学の本を読んだりしている。信仰の話はこの本には出ていないが、根底で支えているのは信仰なのかもしれないな、という感じもする。

で・・・衝撃の事実とは何か? すでに推察した人もいるかもしれないが、

「彼は、高校の同級生であった!」

・・という、事実である。「あれ、同じ高校だ?」と経歴を見て思って、調べると学年も同じ。さて・・こんなやついたっけ? と考えると「あっ!!」と気がついたというわけ。写真を見るとたしかにその面影がある。当時はもっと髪が長かったが。佐藤優なんて名前はどこにでもいそうなので、今まで一回も結びついていなかったのだが。

実は、そいつと一緒にある面白いものに出ていて・・・

というわけで、ここから、その当時――1977年(古い・・)の思い出話に突入してみたいところだが、それはまた後日・・本日はこれにて。

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