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危険な状況

ムネオさんのブログにこういうお知らせがあった。

明後日15日19時30分から、フォーラム神保町緊急開催シンポジウム「青年将校化する東京地検特捜部・小沢第一秘書逮捕にみる検察の暴走」が開催される。二木啓孝氏のコーディネートで、ジャーナリストの魚住昭氏、田原総一朗氏、作家の佐藤優氏、宮崎学氏、弁護士で元東京地検特捜部長・最高検検事の永野義一氏、元参議院議員の平野貞夫氏らのそうそうたるメンバーが集まり、西松建設献金事件について議論を交わす会であり、私もゲストで呼ばれている。
 私の想い、考えを伝えていきたい。国策捜査に遭った者としての経験を話していきたい。

たしかにこの「青年将校化」というのは私も感じるところで、ここにかなり危機意識を持っている。

こちらに住んでいると、田中角栄=悪の権化という常識はフィクションであるということもわかる。雪が2メートル以上も積もるような地域に住んでいる人も大都会の人と同じ税金を取られているということを考えてもらいたい。各地方に利益を再分配するという政治的しくみをぶっ壊した新自由主義経済思想が何をもたらしたのか? 日本人は本当に弱肉強食の国に生きたいのか。こういうことにみな気がついてきたので政権交代の機運が高まったのだ。私は、霊性ともっとも親和的な政治体制は、北欧型の高負担高福祉国家だと思うが、こういう政策を打ち出している政党がないのが残念なところだ。

それはともかく、与党や政府の人間は国策捜査などないと言うが、それは立場上そう言うにきまっていることで、本音ではない。国策捜査はありえないとすれば佐藤優氏の本はすべて嘘であるということになるが、そんなはずはないのである。私は高校時代の彼しか知らないが、その人間性は知っているつもりである。自分が生きるということについて非常な純粋さをもった人間であって、自己利益のために嘘を作り上げる人ではないのだ。

国民が前ほど検察に振り回されなくなったのは、例の冤罪の映画もあったのだと思う(政府に批判的な評論家が痴漢で検挙されたというのもひじょうに怪しい事件である)。

私は若い頃かなり松本清張の小説を愛読していたので、権力というのはそういうものだろうという印象はその時から持っていた。私の青年期にはマルクスも影響力を持っていたので、社会の矛盾ということを考える機会も多かった。佐藤優の「神とマルクス」という思想的テーマは、当時私も共有していたものである(この話はまたいずれ)。

神学的な側面から言うと、この地球上に生きるということは、この世界が「神の国」と言われる状態にむけていかに近づいていけるか、そのために努力するという意味でもある。しかしそのためには、徹底的なリアリズムを持ってこの現実世界、現実の人間が持っている悪、業を認識しなければいけない。そういう現実の中で、時には権謀術数もいとわず、冷徹さを保持しつつも、究極の理想を実現しようとすることが必要だと思うが、政治の世界はこれが凝縮して表現されているように思う。

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