ひさびさの『スピリチュアル哲学入門』
久々に『スピリチュアル哲学入門』の話だが、最近は反響など、ほとんど関心がなかった。ふと検索してみたら、次のページが目に入った。
筆者は「葛西」となっているので、葛西賢太さんか? ま、好意的に紹介してくれるのは素直に喜ぼう。アカデミーの中である程度評価してくれるのは、ほかには中川吉晴さん、石川勇一さんくらいしかいないのだから・・
しかしまあ、やはり私は、スピリチュアルな世界を実際に知りつつ、それを言語化することに自分の存在意義を見いだしていることも、たしかだ。実際のそういう世界は言語では決して追いつかないが、少しでも言語による表現の幅を広げていくことは、人間の限界を押し広げることの一つであろう、と思っている。
そういう意味で、『スピリチュアル哲学入門』は読んでもらいたいし(たしかにタイトルはちょっと内容にそぐわないところもあるが)、いまは再刊未定の状態になっている『魂のロゴス』についても、出版社へ再刊要望を送ってもらいたいものだ。
『スピリチュアル哲学入門』が出たのが、ちょうど二年前のクリスマス。その二年の間、私はかなり実践の世界にシフトしていた。今年は本を書く予定だったが、入院を二回もしたり身体の不調があって、そういう根気のいる仕事はできなくなった。本業の方が数年前とくらべてやたらに忙しくなってしまったのもある。そこで来年は、給料が大幅に減るのを覚悟で仕事量を減らし、執筆に集中する環境を作ろうと計画している。まだどうなるかわからないが、これから本格的にやっていくという決意は固い。そして、この、実践と思想系活動との統合ということもこれからの私の追求するテーマである。
しかし、なんとかもう少し売れたり、評判になったりしないものか? パブリシティが不足している。来年の本は何とかする。