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世界否定と世界肯定

先日、「世界の価値を否定する霊性」について書いた。それがグノーシスや、インド系の霊性にはよく現れる、ということだ。ブッダの原始仏教も基本的にはそう言っていいものである。

一方、仏教の伝統でも大乗仏教になると世界を肯定する思想が現れてくる。禅もそうだが、密教も大胆なる完全肯定である。

インド系の思想にも、ヴィシュヌ系ではラーマーヌジャ、シヴァ系ではカシミール・シヴァイズムなどの思想が現れており、世界肯定の思想は多い。

ただ、この世界を「そのままで」絶対肯定するというのもちょっと行きすぎであろう。絶対肯定というのは、あくまで神(宇宙根源)の立場から見たときにすべては善いということであって、一人の人間のポジションからすれば「より好ましい方向」というものはある。

ということで、プロティノスが語ったように、「この世界は美しい、ただその美しさは、より完全な世界の反映として美しいのである」というような姿勢が、バランスが取れているのではないかという気がする。

地球滞在を楽しむべきであるが、究極的には私たちは宇宙から来ているのであり、地球に属してはいないのである。地球旅行者であって地球人ではないのである。

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