意識設定とヒーリング
最近出たばかりの『マトリックス・エナジェティックス』という本を見たが、かなりエネルギーが入っている。
この技法自体はかなりシンプルなもののようだ。要は、意識の変化なのである。意識の設定というか。それがすべてだ。変容した意識に入って、現実を可塑的なものに変え、意図を使って新たな現実を創造する。
その意味ではシータヒーリングと同じ原理に立っていると言えよう。
こういうヒーリング技法が次々と出現してきていることに、時代の流れを感じる(ある意味で、時間とは幻想ではあるが、集合意識のシフトという意味である)。
意識が解放される。そして、自分はもっと自由なのだと気づく。自由に自分の現実を作ってもいい、と自分に許可するのである。技法とはそこに至るための仕掛けにすぎず、絶対的なものではない。
人類は徐々に、自分に課していた制約を解放し、まったき自由に目覚めるという方向に進んでいるのだ。
その流れに乗る、ということが重要ではないだろうか。
私も気功から入って、いろいろなヒーリング技法を経験してきた。その中で、世間の常識みたいなものは軽く超えてしまったが、真実を追究することのおもしろさは何ものにもかえがたい。人からどう思われるかなんてことを気にして自己規制している生き方ほどつまらないものはない。人生はやりたいことをやって生きなければならない。スピリチュアルヒーリングもチャネリングもやりたいと思ったらやる。それが私であることを表現しているのであればそれに何か規制をかけることはできない。おもしろいことはやり、つまらないことからはできるだけ遠ざかる。あたりまえのことではないだろうか。
というのも、自分を自由にしていくことほどおもしろいというか、やりがいのある探求はないだろうと思う。それも、苦行ではなく、である。苦行というのは前世紀までのトレーニング法である。
というわけで、マトリックス・エナジェティックスはかなりの成功をおさめているようだが、それはつまり、それに触れた人々の意識を変革する力があるからだと思う。自分にもできるんだ、と気づき、自分に許可を与えるから、できてしまう。スプーン曲げを目前で見せられると自分もできてしまうのと同じである。
技法もさることながら、リチャード氏の意識エネルギーに共鳴することが、ポイントだろう。
バシャールも、すべての技法は「許可証」(permission slip)だと言っている。
私たちは本当はどんなことでもできるのである。それを、できないものだと思い込むことによって制限された現実を作っている。その制限を全部はずすと人間ではなくなってしまうが、少しずつ外していき、本来の自分を知っていく。そういうゲームをしているということであろう。
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マトリックス・エナジェティクス―量子論的手法による変容のテクニック リチャード・バートレット 小川昭子 ナチュラルスピリット 2010-12-11 |
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