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キリストの宇宙的実在

あまり個人的な体験のことはここで書かないのであるが、最近また、ベールが一枚はがれたような感覚に入り、世界の感覚が微妙に変化してきた。
そこで最近は、「キリストの存在」が前よりもさらに身近に感じられるようになって来た。
そこで感じるのは、「キリストとは宇宙の根底にいる」ということである。
この、宇宙の根底という感覚が、ベールがはがれないと理解することのできない感覚であるのかもしれない。
私がここで言っているのは、2000年前に人間として生きていたイエスではない。今も宇宙の中心に存在しているある宇宙原理的なキリストのことを言う。

考えてみれば、仏教にも同じコンセプトはあるではないか・・・ 仏陀、ゴータマ・シッダールタではなく、宇宙的な仏がある。日蓮的に言えば久遠本仏である。久遠本仏はある。断固としてあるのである(もっともこの「ある」という表現が適切かという問いはありうる)。法華経を書いたのはゴータマではないが、宇宙的な仏の働きにより大乗仏典は成立している(ただし、人間語に翻訳したものであるから正確ではない部分はありうる)。

また、空海は平安時代に生きていたが、同時に、弘法大師は宇宙に生きている。ニューエイジ的に言えば「マスターになった」ということである。

キリスト教の神学者や、あるいは哲学者でも、「根底」という言葉が出てくる人は、何らか、こうした感覚に通じていたのかもしれない、と想像する。古くは、ヤーコブ・ベーメ、そしてシェリング、神学者では、マイスター・エックハルト、最近ではカール・ラーナー。

この根底にあるキリストから霊的エネルギーが発せられている、という事態を見るということ。

この霊的キリストを知れば、いまさら、「歴史的イエス」などを探求することに意味はあまり感じなくなる。
又聞きを重ねて成立した昔の文献だけを頼りにするより、いま自分が直接、神、キリストとつながり、対話すればいいのではなかろうか。
そんなことはできるはずがない、と考える人は、そう考える人のための神学を作ることになるだろう。それはまた、全然別の道である。

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